最近CMを見ていても「ZEH住宅」という言葉を良く聞くようになりました。
あなたもZEHという言葉は聞いたことがあり、この記事を開いたのではないでしょうか。
「ZEH」とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で「ゼッチ」と呼びます。
ここでは、ZEH住宅とはどういった家なのか、特徴やメリット・デメリットなどを詳しく紹介します。
後ほど詳しく紹介しますが、今ならZEH住宅を建てると補助金がもらえるので、お得に建てることができますよ!
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この記事の目次(もくじ)
ZEH住宅とは消費よりもエネルギーを創りだす家
ZEH住宅とは、省エネに特化してさらに太陽光発電などでエネルギーを創りだし、年間消費エネルギーを実質0以下にする家のことです。
総務省によると4人家族の一般家庭で年間130,404円もの電気料金を払ってますが、ZEH住宅なら0になる。
10年間だと130万円以上が0になるのですから、これはかなり魅力的ですよね。
では、省エネで太陽光発電システムなどでエネルギーまでも創れちゃうZEH住宅はどんな家なのか、3つの特徴を紹介したいと思います。
ZEH住宅の特徴
- 省エネ
- 断熱性
- 創エネルギー
①省エネ
ZEH住宅としての条件として、高機能な省エネ設備を設けてエネルギー消費を抑えた家でなくてはなりません。
給湯・LED照明・エコ換気システムなどで省エネ効果を高めることができる最新の設備を活用した家がZEH住宅です。
かんたんにいえば、消費エネルギーを抑えてくれる最新の設備が必要だよってことですね。
②断熱性
ZEH住宅の条件で、断熱性能の高さが最も重要視されます。
外壁はもちろんのこと、天井や床、ドアや窓までにも高断熱材を使い、気密性を高めた住宅を建てます。
また、通風・採光性も高めることで、室内温度を年間とおして一定にすることができます。
つまり、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住まいになるのでエアコンなどの消費電力も抑えられる良いこと尽くめな家がZEH住宅。
③創エネルギー
主に太陽光発電システムでエネルギーを創りだします。
最近はよく屋根にソラーパネルがある家を見かけることがあるのではないでしょうか。
そのソラーパネルが、まさしくエネルギーである電気を太陽光から創りだしてるんですね。
ZEH住宅を建てるために必要な条件

ZEH住宅を建てる時は、2つの条件をクリアする必要があります。
ZEH住宅の条件
- 太陽光発電システム(ソラーパネル)の設置
- 断熱性能・機密性能の基準値をクリアさせる
ZEH住宅を建てる条件をかんたんにいえば、省エネ設備で消費エネルギーを抑えて、同時にソラーパネルでエネルギーを創出しようってことですね。
それを実現するために、太陽光発電・燃料電池・断熱材・省エネ給湯設備・エコ換気システムなどの設備を取り入れることが条件になってくるのです。
ZEH住宅は新築住宅はもちろんのこと、古い住宅のリフォームにも対応してます。
ZEH住宅のメリット

ランニングコストが良く収益化もできる
高い断熱性や最新の空調設備により、一年通して快適な温度で過ごせるため冷暖房をさほど使わずに暮らせます。
また自家発電により光熱費もかからず、さらに余ったら売電もでき収益化も期待できるんです。
超かんたんに言ってしまえば、電気を創りだして生活に使う電力だけじゃなく、売電もして家計の足しにしちゃおうってことです。
ちょっと噛み砕きすぎかと思いますが、そういうことだと思ってもらえばオッケー。
ZEH住宅なら何十年先と光熱費がかからないのは、最も魅力的なのではないでしょうか。
地震や災害に強い
地震や災害時はライフラインが滞ってしまうことが予測されますよね。
ZEH住宅なら太陽光発電や蓄電電池で貯めた電気を使うことで、停電の時も影響を受けることなく生活できます。
私の家は東日本大震災の時に約1か月間も停電になり、全く電気を使わない生活を送ることになりましたが、ZEH住宅ならそれが数日間は問題なく生活できるみたいです。
電気が全くない暮らしは、現代において大変なストレスになるので、災害時の時にZEH住宅で蓄電された電気を節電すれば復旧するまで電気がある生活が送れると思います。
停電の時にも電気が使えるのは、少しでも安心できる環境でいられるのではないでしょうか。
健康的な暮らしができる
冬場の家のなかの急な温度差により、心筋梗塞や失神を起こす現象をヒートショックと呼ばれています。
ヒートショックは特に高齢者の死亡例が多いので気をつけたいところですよね。
ZEH住宅ならば高い断熱性により、家の寒暖差が少なくなるのでヒートショックを起こすリスクを限りなく軽減してくれるので、将来的にも安心して暮らせます。
ZEH住宅のデメリット

イニシャルコスト(初期費用)が高い
より高い断熱性能や省エネの向上・省エネ設備を設置しなければならないZEH住宅はどうしても初期費用が高いです。
また地元工務店などは大手ハウスメーカーに比べるとZEH住宅に対しての技術が不十分な可能性もあるので、業者との話し合いを充分もうけてプランを練っていく必要がありますね。
下記サイトではZEH住宅に特化した「間取りプラン」、「家の費用」、「土地探し」を無料で提案してくれるサービスがあるので参考にしてみてください。
ZEH住宅の価格は?・・・250万円~300万円の追加費用で建てられる

ZEH住宅を建てるには省エネ仕様の基準よりもさらに20%以上の省エネを達成しなければなりません。
正確な相場というのはまだ公表されていませんが、国の補助金を管轄している機関から以下のような発言がありました。
「多くの家庭が、250万~300万円かけて実際にZEH化を達成している」
(高橋和道・SII審査第二グループ長、朝日2015年11月14日)※SII(環境共創イニシアチブ)は、ZEH補助事業の事務局を務める団体です。
↑ZEHの審査や補助金の交付をしている機関がこのように公表しています。
なので一般的な住宅よりプラス250万円~300万円で、ZEH住宅が建てられると考えて良さそうですね。
確かに建築士である私から見てもZEH仕様は、高断熱建材を使い高性能設備機器を整備をしなければならないので、これくらいの追加費用になるでしょう。
「ZEH住宅は高い!」と思われるかもしれませんが、今なら補助金を交付される可能性があるので今ならお得に建てられますよ。
今ならZEH住宅を建てると補助金が交付される!
2021年(令和3年)の今現在のZEH住宅を建てる場合、いくつかの条件をクリアすることで国から60万~105万円の補助金が支給される制度があります。
補助金の支給額の違いは、要件や条件次第で変わるので、詳しくは住宅会社の営業マンなどに確認してみましょう。
補助金の条件
SII(環境共創イニシアチブ)が認定するZEHビルダー登録会社で建てることが条件になります。
ZEHビルダー登録は全国のハウスメーカーや工務店5636件が登録しています。
気になる会社があれば以下で検索してみてください。
補助金の公募期限について
補助金には決められた予算枠がありますので、あらかじめ用意された金額に達成しだい補助金制度は終了してしまいます。
もしZEH住宅を計画しているのであれば、はやめに決断した方が良さそうです。
【まとめ】ZEH(ゼッチ)住宅とは?価格やメリット・デメリットを徹底検証

今後はZEH住宅が標準になり、欠かせない存在になってきそうですね。
これから住宅の購入を検討されているなら、ZEH住宅も視野に入れたほうが良さそうです。
ZEH住宅が気になったら、ZEHに対応しているハウスメーカーや工務店のカタログを集めて知識を増やすことをおすすめします。
以下のサイトは複数社のZEH住宅のカタログをまとめて無料でもらえるので、ぜひ参考にしてみてください。

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