住友不動産といえば、マンションやビルなどの開発・販売などの不動産事業をおこない、そのなかのひとつに「注文住宅部門」もあります。
住友不動産の名前が誰もが知るような大企業ですが、注文住宅を建てた後の保証やアフターサービスの内容はしっかり把握してる人は少ないのではないでしょうか。
保証やアフターサービスは、家を建てた後の不具合などみつかった場合に重要な部分です。
本記事では住友不動産の保証やアフターサービスの内容を分かりやすく解説します。
住友不動産の注文住宅が気になってる方は、ぜひチェックしてみてください。
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家づくりを失敗したくない方は必見!!
この記事の目次(もくじ)
住友不動産ってどんなハウスメーカー?
- 坪単価50万~70万円程度
- 木造住宅で耐震性能が高い
- デザイン性に定評がある
住友不動産の注文住宅は坪単価50万円から注文住宅を建てることができます。
坪単価80万円オーバーが当たり前な大手ハウスメーカー群と比べると、低価格で建てることができます。
耐震性や断熱性も高く、高級マンションのようなデザインの家が建てられることでも人気です。

住友不動産の保証内容

住友不動産の初期保証内容
- 基礎部分・屋根・柱など構造上主要部分→引き渡し後10年間
- 雨水侵入を防止する部分→引き渡し後10年間
引き渡し後10年目以降に有償メンテナンス工事を実施することで、保証期間が10年延長で最大30年目まで保証。
住友不動産の公式ホームページを確認すると、最長30年保証となっていて、パッと見は充実した内容と勘違いしてしまいますが、注意が必要です。
30年の保証にするためには、引き渡し後10年目と20年目にそれぞれ有償メンテナンス工事を行わなければなりません。
なので初期保証は引き渡し後10年間となるので、気をつけなければならないポイントですね。
10年保証は国が定める「瑕疵担保責任保険」の最低限の保証期間となり、住友不動産も最低限の期間を保証していることになります。
初期保証30年間といった大手ハウスメーカーもあるなか、住友不動産の保証内容は物足りなさを否めない結果となりました。
住友不動産は建物本体価格は大手ハウスメーカーと比べれば安いので、その分、保証内容が薄くなってしまうのもしょうがないポイントでもあります。
ハウスメーカー初期保証期間を比較してみた
ハウスメーカー | 初期保証期間 | 延長保証 |
住友不動産 | 10年間 | 引き渡し後10年目・20年目に有料メンテナンス工事を実施することで最大30年目まで保証。 |
トヨタホーム | 40年間 | 10年毎の有料点検・メンテナンスで10年延長で永続的に保証。 |
積水ハウス | 30年間 | 10年毎の有料点検・メンテナンスで10年延長で永続的に保証。 |
セキスイハイム | 最長30年間 | なし |
パナソニックホームズ | 20年~35年間 | 10年毎の有料点検・メンテナンスで10年延長で最大60年目まで保証。 |
へーベルハウス | 30年間 | 30年目以降の定期点検・有償工事で最大60年まで保証。 |
ダイワハウス | 30年間 | 15年毎に有料メンテナンス工事により永続的に保証。 |
ミサワホーム | 30年間 | 10年毎の有料点検・メンテナンスで10年延長で永続的に保証。 |
三井ホーム | 10年間 | 10年毎に定期点検の結果、必要なメンテナンス工事を実施することで最大60年目まで保証。 |
住友林業 | 30年間 | 10年毎のメンテナンス工事により最大60年目まで保証。 |
タマホーム | 10年間 | 10年毎の補修工事で長期優良住宅は最大60年まで保証。(その他の住宅は最大30年) |
上記をみて頂いてわかるように、大手ハウスメーカーと比べると手薄感はありますね。
ローコスト系の代表格であるタマホームも同様に初期保証は10年間となっており、やはり建てる時の価格に比例して保証内容も良くなることがわかります。
建築時にお金を使うか、住んだ後のメンテナンスでお金を使うかが判断材料にもなりそうです。
住友不動産のアフターサービスは?
家は建てたら終わりではありません。住んでいると家の不具合や経年劣化などで補修工事が必要になってきます。
そこで重要なのが定期的な点検をすることで、早期にメンテナンス部分を発見することです。
アフターサービスは各ハウスメーカー独自のサービスで、定期点検をどれくらいの頻度や期間してくれるかが大切なポイント。
ここでは、住友不動産の定期点検サービスはどのように実施されてるのかチェックしてみましょう。
住友不動産の定期点検サービス期間
- 3ヶ月目→無料
- 1年目→無料
- 2年目→無料
- 10年目→無料
- 20年目→有料
(ただし、引き渡し後10年目に有償メンテナンスを行った方は無料) - 30年目→有料
(ただし、引き渡し後20年目に有償メンテナンスを行った方は無料)
初期の定期点検は10年目までは無料となっており、それ以降は10年毎に有償メンテナンスを実施することで20年目・30年目も無料で実施してくれます。
保証内容と同様に初期定期点検サービスも10年目までで、ほかの大手ハウスメーカーと比べるとアフタサービスもイマイチな結果ですね、、、。
細かいことを言えば、定期点検の実施が2年目の次が10年目となり、ちょっと期間が空きすぎてる印象もあります。
8年の期間が空いてしまうと、もし3年目に家に不具合が発生していても長年放置することにもなりかねません。
住友不動産で家を建てた場合は、定期点検だけを当てにせずに「自分の家は自分で守る」という精神が必要かもしれませんね。
しかし、自分自身で家のことを気にかけて、しっかり対応できる人はむしろ住友不動産はおすすめです。
なぜなら、いくら定期点検が頻繁にあろうと、その住宅会社のスタッフがいい加減だとメンテナンスヶ所を放置したりあやふやにすることもあるからです。
結局のところ自分自身で家を守る精神が快適な家を長くキープする秘訣になります。
少しでも家におかしなヶ所があれば、放置せずに住友不動産の「お客様センター」電話して対応してもらうようにしましょう。
24時間365日受付の「お客様センター」
なにか家のことで不具合やトラブルが発生した場合に「お客様センター」に問い合わせることで対応してくれます。
お客様センターは、24時間365日の受付なので安心できるポイントとなりますね。
まとめ
住友不動産は建築費用がほかの大手ハウスメーカーと比べると安く建てられる分、保証やアフターサービスも手薄に感じる結果となりました。
大手ハウスメーカーは坪単価80万円以上が当たり前の世界になるので、坪単価50万円からスタートの住友不動産では保証やアフターサービスまで手厚くするには限界がありますね。
決して安いからといって大手ハウスメーカーより家の品質や性能が劣るわけではありません。
「自分の家は自分で守る」という精神は例え保証やアフターサービスが手厚い住宅会社を選んでも必要なことです。
そういった意味では、住友不動産の保証やアフターサービスは手薄いけど建築費用が安いというのは選択肢の一つになると思います。
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