元大手ハウスメーカー勤務の、建築士たぬき親父です。
生涯で一番高い買い物になるであろう注文住宅。
住宅は2000万円~3000万円と大きな買い物になるから、少しでも値引きできないか考えますよね。
結論からいうと、注文住宅を値引きすることは基本的にできません!
最初からガッカリしてしまうことを言ってしまいましたが、だからといって諦める必要はないので安心してください。
それは値引きはできないけど、安く建てる方法はあるからです。
この記事では大手ハウスメーカーに勤めていた私が、業界側からみての値引きの危険性と安く建てる方法を公開してみたいと思います!
安く建てる方法を知ることで、無駄が一切ないあなたの本当の理想の家を建てることができますよ。
ぜひ、じっくり読んで参考にしてください!
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この記事の目次(もくじ)
注文住宅は値引きは基本的にできない!
まず初めに覚えておいて欲しいのが、注文住宅は基本的に値引きができないことです。
なかには「値引きしますよ!」と言ってくる営業マンもいますが、その言葉に騙されてはいけません。
「値引きします!」とは、お客さんに契約してほしくて言ってるだけで、実際に見積書を取ると値引きした分の金額がどこかしらに加算されているものです。
あたかも値引きしたように見せて、実際には営業マンの思い通りに金額が出されてしまっては意味ないですよね、、。
それに本当に値引きできたとしても、欠陥住宅になる可能性があるので注意してください。
注文住宅を値引きすると欠陥住宅が建ってしまう危険性がある!

値引きすると欠陥住宅が建つ理由は、以下の2つのことが考えられます。
①質の悪い材木が使われる恐れがある→主に工務店であり得る
②工期を早められて雑に建てられる恐れがある→大手ハウスメーカーであり得る
それでは、それぞれを詳しく説明しましょう。
①質の悪い材木が使われる恐れがある(主に工務店)
営業マンは値引きをした分をどこかで調整しなければなりません。
よくよく考えてみると分かるのですが、値引きをしてしまうと会社の利益が少なくなるので、調整するのは当たり前です。
そこで調整されるのが、素人には分かりにくい材木の品質を落とすこと。
いくら見積もり上では同じ品質の材木を使ったとしても、その中でも質の悪い材木はあります。
含水率の高い製材されたばかりの材木や、クセの強い材木などが使われる恐れが考えれるのです。
これは法律上の耐震性などは全く問題はないのですが、やはり質の悪い材木で建てる家は嫌ですよね。
それに質の悪い材木を使わなければならない大工さんの気持にも、少なからず影響が出てくるのも厄介。
大工さんは同じ品質の材木だとしても見れば「質の悪い材木」ということは一発で見抜きます。
「こんな質の悪い材木で家を建てるのかよ!」とヤル気もなくなり、どこか投げやりな現場になってしまう。
質の悪い材木で適当に建てられた家で、安心して長く暮らせるとは思えません。
これは工務店の場合で良くあることなので、もし値引きをする際は気を付けてください。
気をつけるってよりは、やはり値引きはおすすめできません・・・。
また、工務店のメリット・デメリットとチェックポイントをこちらの記事で詳しく紹介してるので参考にどうぞ。
②工期を早められて雑に建てられる恐れがある(主にハウスメーカー)
大手ハウスメーカーの場合は、建材を工場生産で規格化されているので、材木の品質が落とされるようなことはないですが油断はできません。
では、大手ハウスメーカーはどのように調整するかというと、工期を早めることで人件費を抑える作戦にでます。
工期を早めるってことは建設現場からすると、ドタバタして作業が荒くなる。
つまり住宅を雑に作られ、精度が落ちてしまう危険性があるのです。
それともう一つ考えられるのが、下請けの工務店の利益を削り落とすことも考えられますね。
ハウスメーカーでは、実際に家を建てるのは下請けの工務店になることが良くありますが、下請けの工務店が利益を削られたらヤル気がなくなるのも想像できるのではないでしょうか。
そうなると作業も雑になりがちになってしまいます。
その結果、ハウスメーカーの住宅は規格化されてるので、本来は一定の品質を保ってるはずなのに、欠陥住宅が建てられてしまう恐れがあるのです。
ハウスメーカーの特徴やメリット・デメリットについてはこちらの記事でも詳しく紹介してますので参考にしてみてください。
工務店だろうとハウスメーカーだろうと、いずれにせよ値引きには欠陥住宅が建ってしまう危険性があるのでしない方が良いでしょう。
注文住宅を値引きせずに安く建てる方法

それでは、値引き以外で家を安く建てるにはどうしたら良いかお話したいと思います。
家を安く建てる方法は以下の3つのやり方があります。
- 予算を伝える時は、少な目で伝えておく
- 設備などのプランを見直してコストカットをする
- 複数社の相見積もりを取り一番安い住宅会社を見つける
①予算を伝える時は、少な目で伝えておく
注文住宅を建てるときは、予算を住宅会社の営業マンに伝えるところから始めてください。
ここでは分かりやすくするために、例えば予算2000万円として考えてみましょう。
営業マンに予算2000万円と正直に伝えると、予算いっぱいの住宅プランを作ってきます。
さらに住宅プランからオプションを進めてきたりしてくるので、最終的には2300万円になったりと最初の予算を大きく上回ってしまうことが良くある話しです。
これでは、安く建てるどころか高くなってしまい意味がありません。
そこで営業マンには正直に伝えるのではなく、「予算は1500万円くらいです」と少なめに伝えるようにしてください。
そこで営業マンが「その予算ではキツいですよ~」と聞き返してくる時もあります。
しかし、ここで素直に受けとめるのではなく営業マンの表情をじっくり観察してみてください!
本当にキツそうな表情をしていれば、その住宅会社では無理な金額だと言うことが分ります。
そして営業マンと予算について話し合い、妥当な予算を探っていきましょう。
このやり方は1社だけでなく、2社3社と複数社の営業マンと相談するとより具体的な予算が分かるようになります。
もしかしたら本当に1500万円で建ててくれる住宅会社が見つかるかもしれませんので、ぜひ複数社に試してみてください。
②設備などのプランを見直してコストカットをする
①で説明したことを実行することで改めて予算が決まり、住宅プランが作られます。
そこで今度は住宅プランの設備や仕様を変更したり、不要なオプションを取りやめたりコストカットできないか考えてみましょう。
ここでは変更できそうな例をいくつか考えてみましたので、参考にしてください。
●キッチンタイルをキッチンパネルに変更
●外壁塗装を安い塗装に変更
●玄関ポーチ床の石張りをタイル張りに変更
●和室の銘木天井材をラミネート天井材に変更
●金属屋根横張りを長尺鉄板瓦棒葺きに変更
●1階天井裏断熱OPを削除
●Wi-FiユニットOPを削除
●玄関の見栄えを良くする玄関ホールの飾り棚を削除
●洗面脱衣室の収納棚を削除
●和室床の間を削除
●キッチン収納棚を削除
ここで挙げた例はほんの一部に過ぎませんが、実際に注文住宅の見積書をみると、非常に多くの項目があります。
仕様の変更や削除を行うとそれだけでも数十万~数百万円の削減になるので、チェックしてみてください。
また、同じキッチンなどの設備でもグレードが違ったりするので、グレードを下げることでコストカットもできるので検討してみましょう。
③複数社の相見積もりを取り一番安い住宅会社を見つける
注文住宅を買うことは数千万単位の大金が動くのですから、同じ間取りでも住宅会社によって価格差は当然あります。
同じ住宅を建てるにしても、各社の人件費/仕入れ値/宣伝費などが違うので家の価格にそのまま反映されることにより価格差が出てくるのです。
数百万円の差があることもザラですので、住宅を安く建てるには相見積もりを取ることは必須だといえます。
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1.地域選択
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2.家づくり計画書作成依頼スタートのボタンをクリック
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3.入力フォームに間取りの条件を記入して依頼する住宅メーカーを選択し、依頼ボタンをクリック(所要時間5~10分)
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4.申し込み完了
この流れで申し込みは完了です。
しつこい営業も一切なく、住宅会社の相見積もりが無料で取れるので住宅づくりのスタートに役立つので利用してみてください。
タウンライフの評判や申し込み方法は、こちらに画像付きでわかりやすく紹介しています。メリットや疑問点なども紹介してるので参考にどうぞ。
まとめ

いかがだったでしょうか?
注文住宅は値引きは基本的にできませんが、安く建てる方法があることを紹介してみました。
最後にもう一度、住宅を安く建てる方法を確認しましょう。
①予算を伝える時は、少な目で伝えておく
②設備などのプランを見直してコストカットをする
③複数社の相見積もりを取り一番安い住宅会社を見つける
これらの安くする方法は、私がハウスメーカーに勤めていた時に「こうすればもっと安く建てられるのになぁ」と常々感じていたことでした。
タウンライフなら、複数社の相見積もりを5分あれば一括オーダーできます。
相見積もりを取れば住宅会社は競合することになり、それこそ各会社があなたと契約したくてどこよりも安く、そしてより魅力的な住宅プランを届けてくれるでしょう。
まずは複数社の相見積もりを取ることから始めるのが、理想の家づくりのスタート。
ネットで申し込めるので無理なことも気楽に言えますし、もしかしたらあなたが思ってた以上に安いプランが出てくるかもしれないですよ。
理想の家を建てたいなら、やらないで後悔するより、まずやってみることが大切です。
逆に利用しないで、後悔する家だけは建てないようにしてください。
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