住宅を持つ為の準備

近隣の風景に合う空間や住宅つくりとは?

住宅リフォーム環境

あなたが長年そこに住んでいると
後からご近所さんの住宅、その他の建物が建てられてきます。

そこで本来、あなたの住宅、住まいに対して配慮がなされて
建築されていれば何も問題は無いのですが、
中々そうはいきません。

やはり、ご近所の方は自分の都合の良い様に建築して行きますから。
そうなると、あなたの生活環境が悪くなることも有る訳です。

さすがに建築途中、住宅完成後にご近所さんに
文句を言って直させることはできないでしょう。

ここではこのようにあなたの周りの景色が悪い環境に変わったときや逆に、

以前からある環境ではあるが、今まであまり気にしていなかった。
しかし、よくよく見てみると素晴らしい景色に気が付いた。

この様な良い事もあるのでは無いでしょうか。

休日、あなたの庭から周りの風景を楽しみ、風を感じながらゆっくりと過ごしたい。
こんな理想の生活が出来たら、なんと素晴らしい事では無いでしょうか。

あこがれてしまいます。

やはり、住宅、あなたが長年これからも住み続ける家というものは、
快適性、使いやすさ等機能性だけを求める家を造ってしまうと何となく白黒、モノトーン
の家になってしまう気がするのです。

そこに、周りの風景、景色、良いも悪いも併せて取り込んで家を造って行けば
そこに色がついてくると思うのです。

30年、35年以前の住宅つくりはやはり使い方、生活のしやすさ等を
追い求めておりました。

しかし、今はそれだけではなく、ゆっくりと落ち着ける時間、心安げる空間、
を求められております。やはり時代の流れというものでしょうか。

この様な事に心をほんの少し向け、この記事を読んでみて下さい。

あなたの家の前に、住宅が建った、マンションが建った等
どうしてもご近所の目が気になる。

この様な状況になることが多いのではないでしょうか。

しかし、逆に、こんな良いことも有るのではないでしょうか。

あなたの家が高台にあり、周りの風景がきれいに見える。

ただ、新築した当時はそのような事は全く考慮しておらず、
せっかくきれいな景色が、自宅の部屋から見ることが出来ない。

あなたの家の南側の道路を隔てたところに、大きくてきれいな公園が出来た。
家の庭を通して公園を見ることが出来る。

公園が出来たことによって、高い建物が建てられる心配もなくなり、
あなたの家は、将来にわたって充分日当たりが良い場所となった。

この様に、あなたの家が新築なされてから長い年月が経つと、
周りの環境が変わってくる事が有るものです。

悪い事もあれば、非常にもったいない時もありますね。

「新築当時はさほど思わなかったが、長年住んでみて改めて気がついた。」

「こんな良い環境を生かさないでそのまましておくにはもったいない。
何とかならないものか。」

しかし、このような事が気になりだすまでには、大抵あなたが家を新築した時から
だいぶ期間が経っている時では無いでしょうか。

新築当時にわかっていれば、気付いていれば、当然考慮するでしょうから。

または、時間と共に考え、思いが変わってくることも有ります。

この様な考え、思いが出て来た時、あなたはどうしますか?

じつはこの時が、リフォームする絶好のチャンスなのです。

先程も言いましいたように、このような思いになるまでには、
相当の期間が経っていますし、
建物もそれ相応に傷んできている時でもあります。

そんな時にあなたの家の周りの環境が、状況が、
将来にわたり大きく替わる事の無い状態になった訳です。

今、あなたの家族に対する思い、家に対する考えを将来に生かす
絶好の機会にいるという事が言えるのではないでしょか。

逆の発想をすると、案外良いものですよ。

それでは様々なパターンで考えてみましょう。

あなたの家の前に(南側)住宅、マンションが建った。

マンションが建つ

特に都市部における住宅地などにおいては、自分の家の前に突如として、大きなマンションが建築されたり、住宅が建てられたり、他には老人ホームや公共施設など実に様々な建物が建てられるのは想像に難くないですよね。

特に南側は日当たりも良い訳ですから、このような状況が多いのです。

ここでは様々なパターンで自宅の前に、特に南側に建てられた場合の状況や対応策を考えてみましょう。

家の前が前面道路である場合。

道路

この様な場合は、前の家、マンションの住人の目は
さほど気にならないのでは無いでしょうか。(距離がある為)
それより、道路を歩いている歩行者の目のほうが気になるものです。

そこで、あなたは庭の植え込み等により、
目線を遮断する場合が多いのではないですか。

これが一番手っ取り早いことではあります。
しかし、植え込みの手入れ等手間がかかりますね。結構大変です。

私は遠慮したいですね。

あなたの家の外観が、洋風、和洋折衷であれば、
どうでしょう思い切って高さの低い塀を作ってみませんか。

南側になりますから、門も出来ますね。
もしかしたら、カースペースも有るかもしれません。
いずれにしても何かしらの塀が出来ます。

これらの物を別々に作るのではなく、
ある程度一体に見える様に作って見てはどうでしょう。
そしてこれらの仕上げを単に塗装とするのではなく、外壁材と同じ物にしてみましょう。

和風の時は、板塀なんかはどうでしょう。

ただし板のはり方を工夫してください。
少し隙間を開ける様に張りますと風も通りも良いものです。
この場合も、家の外壁と一体に見える様、デザインすると良いでしょう。

そうしますと、ただの塀が住宅の一部の様に見えます。
つまり、外から見ると中庭のような感じになります。(パントリーのように。)

たんなる塀のように見えると、なんか圧迫感が感じられるものですね。
それを回避するためにも有効です。

この様にすることにより、あなたは外からの目線を気にする事無く生活できます。
天気の良い休日に、お気に入りの椅子を持ち出し読書するのも好いものです。

前面が隣地境界になっている場合。

お隣の家

じつはこの場合の対処が非常に難しいものです。

前の家とあなたの家の前にさほど距離が有りませんから、
塀で目隠しする事には抵抗を感じてしまいますよね。

では、どうしたら良いのでしょう。

この様な場合はどうしてもあなたの家で対処する様になります。

サッシのガラスの色で対応するのも一つの手段でもある。

透明ガラス、ブロンズカラス、グリーンガラス、この様に今のガラスは3色程あります。

それぞれのガラスには特徴が有るのですが、外からの見え方に違いが有ります。

  1.  透明ガラス:透明ですから丸見えです。 ただし、光の反射は期待できます(日当たりの良い時)。
  2. ブロンズガラス:ガラスにブロンズ色が施されています。 外から見た場合は中が一番見えづらいガラスです。 ただし、日光は一番遮ります。日当たりが悪くなる為冬がつらい。
  3. ゲリーンガラス:透明とブロンズの中間で、中はブロンズ程では無いが見えにくい。 日光も程々入る。

間取りに工夫をして対応する。

前の家と、あなたのリビング(日中一番滞在している時間が長い部屋)の前に中庭を設け、
距離を取るようにする。その上でサッシガラスの効果を取入れる。

カーテンで工夫をする。

カーテンも生地、デザイン等が様々有りますのでそれによって工夫するのも良いでしょう。

この様にあなたの家で対応するしかありません。

ただ、南側の家はあなたの家から見て北側の部屋になりなすよね。
そうなると南側に家の、水回りの部屋(浴室、洗面、トイレ等)。
個室が来た場合でも大抵はサッシガラスが型入れガラスと言って、中が見えないガラスにします。
ですから、南側の家の方が窓を開けない限りは見る事は無いと思います。

あなたの家が高台にある場合

高台の家

この様な敷地であったならば、あなたはなんと幸せな方でしょう。

以前、私が現役時代こんな方と出会いが有りました。

その方は家をリフォームしたいとの依頼でお伺いした家のご夫婦で、
年は40台前半、夫婦共働きで、子育て真っ最中の方でした。

家は高台にあり、前面に港(観光船が発着する港です。)、観光船が行きかう海、
島が木々の間から見える絶好の場所にありました。
私が初めて訪問した時、その絶景にしばし見とれたものです。

建物は築40年の古い建物で、親から相続した家ですが、
やはり、その景色を取入れるような家ではありません。

それに、その方にとっては毎日毎日見ている光景なのであまり気にしていないようでした。
やはり子育てに忙しい訳ですからそこまで気が回らないのでしょうね。
仕方がない事です。

しかし私は、

「あと5年、10年経ち子育てが一段落した時、きっとこの景色に気付くのではないか。」

と期待をし間取り計画を作ったものです。

「この景色をリビング、ダイニングに取入れましょうと。」
「窓を大きく取り、どこにいてもこの景色を見る事が出来るように。」

はじめその方は、今一つピンと来ていないようでした。
が、粘りに粘って説得してやっと採用して頂いたものです。

先日(約8年程経っております。)久しぶりに伺い当時の話になり、

「子供も手を離れようやくこの景色に気が付いた気がします。」

とのお言葉を聞け大変嬉しくなったものです。やはり間違ってなかったと。

この方の様に、あなたは自然そのものが一つの絵となる風景を持っているのです。
また、自然な風も手に入れているのです。

それら景色が見えて、風が入る。
リビング、ダイニング、キッチンなどの滞在時間が長い場所に
取入れることが出来る間取りにしてはいかがでしょう。

それらの部屋の前に、部屋と床レベルを同じにしたテラスなどを作り、
テーブル、イスを持ち込んで景色を見ながらお茶を楽しむ、夜はお酒を楽しむ。

そんな空間をつくるのもどうでしょうか。

きっと充実した時間となるでしょう。

あなたの家の前に公園がある、または出来た。

公園で遊ぶ子供

あなたは末永く充分な日差し、風通しの良い家に住まう事が
出来る環境を手に入れた様なものです。

何しろ遮るものが無い訳ですから。

ただし、やはり目線、子供たちが遊ぶ声の遮音に配慮した
家を計画しなくてはなりませんね。

これは、前面道路に面した場合と同じように。

特に、公園で遊ぶ子供たちの声は結構大きく聞こえる様です。
それに配慮する必要はあります。

しかし、今のアルミサッシは断熱性と遮音性が優れておりますから、
対処する事に大きな問題になる事は無いでしょう。

近隣の風景に合う空間や住宅つくりとは?まとめ

これらの様に、住宅つくりは周りの環境、景色などに配慮した計画にしないと、
後で後悔するものです。

どうしても住宅を造る事となると、間取り、快適性、使いかって等に
気を取られがちになります。

もちろんこれらの事も非常に大事な事なので、配慮しない訳にはまいりません。

しかし、それだけではなく周囲の事も配慮した計画をつくらないと、
後で後悔する、失敗した家造りになってしまします。

その様な事にならない様にプロの方々とよく相談して、
素晴らしい家つくりをしてください。

あなたがこれから末永く住む事になる家つくりなのですから。