今住んでる家が古くなり、そろそろ新たに家を建て替えるか、今の家をリフォームするか、それとも他に住み替えてしまうか、選択肢が多くあり悩んでませんか?
これは簡単に「住み替えがベストだよ!」、「建て替えが良いよ!」などは言えず、人それぞれにメリット・デメリットがあります。
これらの選択はあなた自身の生活環境のことをよく考慮してから、どれを選択するべきか決めなければなりません。
あなたにとって何がベストな選択になるのか、家の建て替え、リフォーム、住み替えのそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
それぞれのメリット・デメリットを知ってもらい、あなた自身の生活環境と照らし合わせてみて、どれが一番ベストな選択なのか考えてみましょう。
この記事は、今すでに家がある方に向けて書いてます。
新築を建てたいと考えてる方は、こちらの記事が参考になりますので、よろしければ読んでみてください。
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この記事の目次(もくじ)
今住んでる家を建て替える場合
建て替えは今住んでる家を解体して、土地を更地にしてから新築を建て替えることです。
それでは建て替えのメリット・デメリットをそれぞれ説明したいと思います。
建て替えのメリット

建て替えのメリット
- 現在の家の不満点を一気に解消することができる。
- 住み慣れた土地に住み続けることができる。
- 電気、ガス、水道などのインフラ設備を全て新しくできる。
家を建て替えることによって、今の家の不満点を一気に解消することができるのが最大のメリットだと思います。
他にも住み慣れた土地に住み続けることができ、ご近所さんとの人間関係が良好ならそのまま関係を続けることもできます。
また、電気、ガス、水道などのインフラ設備を全て新しくでき、より快適に住むことができますね。
建て替えのデメリット

建て替えのデメリット
- 新築でないため、解体費用や廃棄物処理費などの費用が必要になる。
- 解体処分した後の土地の整備費が必要。
- 仮住まいの費用や引っ越し代が掛かる。
- 建物の登記費用が必要。
建て替えの場合は、新しい土地で新築を建てるのとは違い元の古い家を解体する必要があります。よって解体費用や廃棄物の処理費用が必要になります。
とにかく諸費用が色々と必要になってしまうのが建て替えのデメリットですね。
また、解体費用は地域により若干の違いがありますが、関東地方で坪43,000円くらい掛かります。
例えば45坪ある住宅の場合は43,000円×45坪=1,935,000円となります。
それと解体工事後の土地整備費を合わせると、大体250万円くらいになってしまいます。
それに加えて仮住まいや引っ越し費用も含めると、全部で合計300万~400万円くらいは建て替え費用以外にも必要となります。
つまり建て替えに必要な費用は以下の計算になります。

全国地域の詳しい解体費用は解体サポート全国版さんのサイトに詳しくありますので参考にしてみてください。
建て替えの詳しい費用や相場など安く建てるコツはこちらにまとめてます。建て替えを検討しているならこちらを参考にしてみてください。
古い家をリフォームする場合
リフォームは、色々と条件によってメリット・デメリットが変わってきますので、あなたがどうしたいか良く考える必要があります。
ではリフォームのメリット・デメリットをそれぞれ説明しますね。
リフォームのメリット

リフォームのメリット
- 住み慣れた土地に住み続けることができる。
- 不満のある個所のみをリフォームすることで、愛着のある家に住み続けることができる。
- 工期も短くすみ、まだ使える部分はそのまま再利用できるので、廃棄物も少なく済み費用も安く済む。
- フルリフォームの場合は新築よりも若干坪単価も安くなる上に、新築の構造体同様の補修、補強ができる。
リフォームする場合は、古い家を解体工事はしないので、解体費用は必要ありません。
また、新築よりも建設費用が安かったり、建物の登記費用も必要ない場合もあります。
一部だけリフォームすることで、元の家はそのままで不満な個所のみを新しくできるのも魅力的ではないでしょうか。
フルリフォームの場合は基礎、構造体(骨組み)等は古い物を補修、補強をしながら
使っていきますから、新たに作る必要はありません。
また、補修、補強された構造体は新築同様の構造体強度にすることが可能です。
そして、建て替え同様に住み慣れた土地に住み続けることができます。
リフォームの場合は一部だけのリフォームなのか、家をまるごとフルリフォームするかでも全然変わってきてしまいます。
なので、フルリフォームするか一部だけリフォームするかなど色々とご家族で話し合って取り決めなければなりません。
繰り返しになりますが、一部リフォーム・フルリフォームなどの条件により、それぞれのデメリットが変わってくるので、今から詳しく説明したいと思います。
リフォームのデメリット

リフォームのデメリット
- 一部リフォームの場合は水道管や下水道など埋設された設備の修繕や移動は困難。
- 一部リフォームだと自宅内で大工事が行われ、生活する上でストレスになる。
- フルリフォームでない限りは建物の補修、補強はむずかしい。
- フルリフォームの場合は仮住まいが必要になったり、登記費用も必要な場合がある。
一部リフォームかフルリフォームかでデメリットがそれぞれ変わりますので、それぞれ説明したいと思います。
まずは、一部リフォームの場合のデメリットを説明します。
一部リフォームの場合だと、埋設された設備の水道管や下水道などの修繕や移動は非常に難しいです。
また、一部リフォームですと、建物の構造体の補修、補強はできません。
そして自宅内で大工事が行われることで工事音がうるさく、生活していくうえでストレスに感じることもあるでしょう。
フルリフォームの場合は、建て替え同様に仮住まいが必要ですね。
そして増築などすると、これも建て替え同様に建物の登記費用も必要とします。
でも何となくリフォームすることを決めたら、リフォーム業者に相談するのがおすすめだよ!
リフォームの場合はあなた自身が一部リフォームにするのか、フルリフォームをするのかで計画案が全く変わってきます。
なので、簡単にメリット・デメリットをお話しできるような事でないのが、本音なところなんです。
ご家族を含めて話し合ってみて、ある程度どうしたいのかまとまったら、リフォーム業者に相談しましょう。
リフォームの予算の決め方や施工業者の選び方はこちらで詳しく紹介してますので、参考にしてみてください。
家を住み替える場合
住み替える場合は、新築住宅を建てたり、賃貸に住み替えたりと、選択肢が広がります。
住み替えのメリットは人によってはデメリットになる場合もあり、またの逆もあります。
なので住み替えを検討しているなら、あなた自身に置き換えてみて、考えながらゆっくり読み進めてみてください。
住み替えのメリット

住み替えのメリット
- 今住んでる家を売って、住み替え資金にできる。
- 一戸建て、マンション、賃貸などの選択肢が増えて、今の家族構成に合わせたスペックに合わせることができる。
- 中古物件なども選択肢になる。
- 今現在の生活環境を一新できる。(デメリットの場合もある)
まずは住み替えをすることで今住んでいる家を売って、住み替え資金にできるメリットがあります。
そして新たに住み替える住宅は、新築注文住宅を建てるのも良いですし、中古住宅を購入するのも選択肢になりますね。
この他にも、今現在の家族構成に合わせて、マンションや賃貸などにスペックダウンをすることもできます。
そして生活環境を大幅に変えたい場合は、住み替えは良いキッカケになると思います。
繰り返しになりますが、住み替えのメリットはデメリットになる場合もあります。
それではその辺のことを次の住み替えのデメリットで説明したいと思います。
住み替えのデメリット

住み替えのデメリット
- 長年住んでいた愛着のある家を手放すことになる。
- 売却損がある場合、資金計画の変更をせざる得なくなる。
- 中古物件を購入した場合、リフォームをする必要も出てくる。
住み替えのデメリットは長年住み慣れた家を手放すことだと思いますが、これは人ぞれぞれの価値観がありますので、心機一転したい方にはむしろメリットですよね。
それと今住んでる家を売った場合に売却損になってしまうと、住み替え資金計画の変更を余儀なくされる場合もあります。
そして住み替えのメリットでも説明したように、住み替える家は中古住宅を探しても良いわけです。
しかし、中古住宅の場合は、中古マンションも含めてちょっと考える必要があります。
それは築年数が古い中古住宅の場合だと、リフォームして直さないと住めない可能性がああります。
そうなると、購入代金+リフォーム工事代金=住まいの購入代金となってしまいます。
どこまでリフォームするかにもよりますが、場合によってはリフォーム工事代金が高くり、新築注文住宅とあまり変わらない価格になる恐れもあります。
しかし、中古一戸建ての場合は、厄介だかと言って諦めてしまうのはもったいないですよ。
それは、リフォームを検討しても、新築住宅を求めるより安い場合があるからです。
なぜ新築住宅より安くなるのかというと、中古住宅の場合は土地が安くなるからです。
新築の場合は、購入した土地のどこに建てるかは自由に考えることができるのですが、既に中古住宅が建ってると、住宅の位置を変えることはできません。
なので、土地の評価額は更地の場合が一番高くなり、中古住宅が建ってる土地は評価が下がるのです。
中古住宅を求めるかどうかは、土地評価のことも考慮してどうするか決めましょう。
また、中古マンションの場合だと土地は購入しないので土地評価は関係なくなります。
求めるマンションの程度によりますが、そもそも一戸建てより中古マンションの方が購入費用は安く収まる場合がほとんどです。
なのでリフォーム代が掛かっても、新築住宅よりは安く収まるかと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
今ある家を建て替えるか、住み替えるのか、はたまたリフォームするかはそれぞれメリット・デメリットがあることを説明しました。
最後はあなたやご家族が一番なにを求めるかで選択することが大切です。
建て替え、住み替え、リフォームの共通していることは、どれも新しい家で暮らしがスタートするということです。
ぜひ、どれが一番良いのか家族で話し合って、快適な暮らしができるものを選択してくださいね。
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